2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ビジネス・ジャパニーズで大失敗

私は正規の学校教育はほぼ日本で受けたし、「日本語」は専門分野にかなり近い。 でも仕事人生では長い間、外国語かつ海外企業(絡み)だった。 だから商習慣とかビジネス言語においては日本のそれとは馴染みが薄い面があった。 しかし、つい最近になって日本…

(関西風)桜餅を手に入れるために

同じ名称でも、関西と関東とでかなり違う「食べ物」は多い。 今の季節だと「桜餅」がそれである。 関西風(道明寺)の「おはぎ」のようなタイプの桜餅は、東京ではどこでも売っているわけではない。 ちなみにクレープタイプの関東風(長命寺)の方が「発祥」…

乗馬クラブで野球観戦

大勢(「たいせい」じゃなくて「おおぜい」の方)で野球を観るのは楽しい。 今週の祝日、スケジュール帳には午前中に乗馬の予約が入っていた。 ふだん祝日の午前中は予約がいっぱいなのに、「なぜか」その日に限って空いていたのはWBCの準決勝の日だからだ、…

バブル時代に聴いたブーニンのピアノ

以前ピアニストのスタニスラフ・ブーニンについて記事を書いた時、書こうかどうか迷って書かなかったことがある。 それは、私がブーニン氏ご本人を見かけた時の話だ。 ピアノのリサイタルとか、音楽が関わる場所ではない。 どこかというと、自転車に乗ってい…

はてなブログとネットリテラシーとネットフレネミー

このはてなブログを始めて半年になる。 開始後2カ月ごろから訪問者の8割がGoogle(Yahoo)やBing 他検索サイト経由になった。 似たような記事を書いた他のブログサービスよりも、検索システム最適化がだんぜん良い気がする。 でも当初考えていた、他のブログ…

通訳泣かせ案件と10人のリンゴの絵

朝日カルチャーセンター講座「ブルース・リウ流 音楽のつくり方」配信視聴 「音楽は音楽以外の何ものも表現しない」 このストラヴィンスキーの言葉は、ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』を想起させる。 「音楽は世界に存在するイデアの模写で…

『リバーサルオーケストラ』とピアニストブーム

清塚信也氏の「虚像」 日本テレビ2023年1月期水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』を何となく見続けている。 きっかけはチャイコフスキーの交響曲第5番を編曲したテーマ音楽だった。 TVer が存在しなかったら毎回続けて観ることもなかったと思うが、すき間…

映画『Swallow/スワロウ』とはっきりモノが言えない日本人

氷河期世代はよく「究極の貧乏くじ世代」と言われる。 あまりにも艱難辛苦が多かったせいか、人格形成にも大きな影響がある場合が多い気がする。 世代ごとのステレオタイプな「性格」が本当に存在するのかどうかわからない。 それでもわれら氷河期世代は「バ…

マスクを外すかどうかと人との距離

今春から出入りすることになる職場(大学)のマスク着用のポリシーがまだ確定しない。 自分は花粉のアレルギーがあるから、まだしばらくは外さない予定ではある。 コロナ禍以前から春先はいつもそうしている。 でも、世間は「マスクをどうするか?」の判断に…

ブルース・リウによる変奏曲 à la Don Juan

">★この記事は note で公開していたものを再編種、再掲したものです。 "> 言葉遊び(=レトリック)としての「ラ・チ・ダレム変奏曲」 2021年に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝者ブルース・シャオユー・リウ(Bruce Xiaoyu Liu)さ…

ノスタルジックなショパン ー Google翻訳の限界点

"We could talk about Chopin all day. In a few words I think he was noble, nostalgic, shy, patriotic." 2021-10-21Bruce (Xiaoyu) Liu: ‘The most difficult thing in being a pianist is to keep the freshness, inspiration, and creativity’© Narodo…

東京オペラシティ(初台)のベストシート

まだ叶っていない私の夢は、ドイツのバイロイト音楽祭でリヒャルト・ワーグナーの『ニーベルングの指輪』を全幕4日間ぶっ通しで観ることだ。 でも、先日から1週間に3度コンサートホール通いをして「無理かもしれない」と思い始めた。 クラシックのコンサ…

息苦しい日本の中年の私

10年くらい前、基本的に日本で暮らしながらも、そうではない感覚を持つようなった。 仕事が主にインターネットというか、クラウドというか、そういう場所で働くようになってからだった。 多言語使用の環境で、不規則な対応を強いられる仕事だった。 そのせ…

中高年のブランドバッグ

昔、仕事で関わりがあった欧州のラグジュアリーブランドには今も興味がある。 ある時、知人がとあるブランドの販売員が品物のことを「〇〇」と呼ぶのが、不思議というか妙に芝居がかっている、と言い出した。 思わずニヤッとしてしまったのだが、それは接客…