プレ老後ライフは貴族趣味

ミドルエイジをポジティブに生きる

はてなブログに戻ってきた理由

こちらの記事は下記の自己紹介を補足するものです。

prerougolife.hatenablog.com

今から1年近く前、「雑記ブログ」寄りの「テーマブログ」をひとつ作りたいと考えていた。

実はそうしたブログもすでにあったのだが、次第に企業からの「案件」が入ると趣が変わっていった。

「案件」と「記事」とのバランスもあるし、ブログ全体としてのテーマイメージを最大限考慮しなければならない。

そうなってくると「雑記」らしいネタ、例えば全然関係のない「大相撲」の話題とか、生産性のない漠然としたアイディアなどは記事にしにくくなってくる。

でもブログとしては「独り立ち(=商業化)」したとも言える。

「我が子が独立した親の気分」とはこういうものかもしれない。

そこで新たにはてなブログを始めて、もっと思いのままに趣味関心事を綴ろうと思った。

徒然草にも「思しきこと言はぬは腹ふくるる(思ったことを言わないとお腹が膨らんでしまう)」と書かれている。

折しも、クラシック音楽関連の報道がきっかけで興味深い「時事ネタ」を見つけた。

自分の趣味スキルも生かせるし、ブログの立ち上げ材料として丁度良いと思った。

 

ところが、実際にブログを始めると想定外のことが起きた。

2つ目の記事をアップした時点でPV が数百になり、その後も増え続けた。

なぜそんなことになったかというと「ネタ」として取り上げた人物に理由があった。

ネット上には当時その人物についての情報がほとんどなかったことに加え、突然湧いた「にわかファン」が検索した結果、アクセスが殺到したのだった。

「記事が誰かの役に立って良かった」と思ったのは、最初だけだった。

コメント欄節度とマナーが守られていたのも、最初だけだった。

はてなブログ」から通知が来る。

開くと(一部の人たちから)1000~2000文字を超える熱狂的な思いを綴ったコメントが、記事更新のたびに毎回送られてくるのだ。

はてなブログはコメント欄の文字制限が設定できない。

「なぜ『推し』本人にではなく、私に感情をぶつけてくるのだろう?」

それが生身の「恋愛感情」ではないとしても、自分より年長の女性の、若い男性に対する「熱狂と陶酔」に嫌悪感を抱いてしまったのは初めてだった。

それに他人のブログのコメント欄を「自分の気持ちのはけ口」にしたり「匿名掲示板」のような使い方をするのは、あまり褒められたことではないと思う。

もっと困ったのはその「ネタ」に関して肯定的な言説しか受け入れない有言無言の「圧力」だった。

少しでもネガティブな要素を書くと「でも...」と否定してくる。

これによって私は書きたいことが書けなってしまった。

「馴れ合い」というのは一種の共依存であり、人から自立と自由を奪うものだと思う。

対策は講じたが効果はなく、結局コメント欄は閉鎖することにしたが、その後も記事の剽窃など気持ちの悪いことがあって、ブログ自体も閉鎖した。

その残骸の一部は note に葬った。akira|note

知人に言われて最近知ったのだが、当時の「ブログタイトル」ハンドルネーム」はいまだに「Yahoo 検索」のサジェスト関連検索ワードに出てくる。

普通だったら、ブログ運営者として「検索される」のはこの上なく光栄でうれしいことだ。

でも、この件に関してはちょっと怖い。

 

ブログをやるというのは、ひよこからニワトリを育てているようなものかもしれない。

商業ベースに乗って「自立した子」もいれば、こうして「ニワトリになれなかった子もいるのは仕方のないことだろう。

挫折してしばらくは「新たなひよこ」のことは考えられなかったが、時が経つにつれ癒える傷もある。

また新しいはてなブログを育ててみたいと思ったのが、このブログを始めた理由だ。

けれども目的は爆発的なPV でもなく「立派なニワトリ」にすることでもなくて、精神の自由のためだと思っている。