午前4時の攻防と勝機の行方

午前4時は、生活が「夜型」にとっても「朝型」にとっても微妙な時間だ。

なにより、私のような「夜遅く寝て朝も遅く起きる」タイプは一番ぐっすり眠っている時間だ。

それでも12月2日は「午前4時」という、自分にはまったく縁のない時間にアラームをセットした。

でも午前4時は想像以上に手ごわい相手だった。

起きても半分寝ている状態だった。

スペインが1点取ったところで睡魔に負けてしまった。

それから再び目が覚めてスマホを見ると「日本が逆転」と出ている。

これでガッっと覚醒した。

日本が勝った瞬間、マンガみたいに両目からダーっと涙...

号泣してから、また爆睡。

5時には起きるのはそんなに大変ではないが、4時は魔物だった。

 

以前の記事に書いたが、ドイツとかスペインなどの強豪相手だと日本人のムードは、

「本心では勝つのは無理だろう」

と弱気が優勢になる。

でもやはり「ランダム性」から見ればそんなことはない。

驚異的な VAR での「IN」判定という強運

そしてワールドカップ恒例なのが「監督&チーム&メンバー批判」からの手のひら返し。

もう散々岡田さんの時で経験していると思うのだが、毎度同じことの繰り返し。

勝つと思ってなくて、勝った途端「後知恵バイアス」で賞賛したり、分かった顔をする。

でも、私はこの現象を見ると「ニヤッ」としてしまう。

なぜなら「賭け事」という観点から見ると、こういう人が結構多いおかげで「高オッズ」が出てくるからだ。

ここ数年の東京の不動産相場もそうだった...

氷河期世代の醒めた人間としてマジョリティが尤もらしく言うことは、損するから信じない。

多くの人が言っているからといって「正しい」わけではない。

「データ」がいつも信頼できるわけでもない。

孫引きだが、こんなデータもあるようだ。

「日本のボール保持率は17.7%でW杯史上最も低いボール保持率での勝利」、「W杯の記録が(1966年から)詳細化されて以来、700本以上のパスを出して試合に敗れたのはわずか2例しかない。今夜のスペイン対日本、先週のドイツ対日本だ」

海外メディアは日本のスペインを破る“番狂わせ”をどう報じたか…「2度目の熱狂」「武士道の勇気」「逆転ゴールのVAR判定に物議」 – 本格スポーツ議論ニュースサイト「RONSPO」

この驚異的なデータはほぼ「奇跡」の領域だし、明らかに風向きが日本に向いている。

「死の組」を1位で勝ち抜けるとは...

一方でドイツ、ベルギーが敗退。

「ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」の『方丈記』のように、サッカー強豪国の世界地図も塗り替えられていくのかもしれない。

サッカーの神様は、明らかに日本に肩入れしている。

がんばれ日本!