乗馬を長く続けるためのバランス

「乗馬日記」廃止

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このブログのカテゴリ「乗馬」に「乗馬日記」を書き始めた。

習い始めてトータル十余年。

日々過ぎ去っていく想い出を記録したいと思ったからだ。

しかし、この考えは甘すぎた。

乗馬をした日を手帳で確認したが、秋~冬は頻度が高すぎて記録が追い付かない。

梅雨時や夏場は月に数鞍程度だが、晩秋から2月頃までは晴れて涼しい日が多いので倍くらいになる。

文字で追いきれないのは目に見えていた。

そもそも「乗馬日記」を「趣味・雑記ブログ」に混ぜ込むのにも無理があった。

乗馬記録用の「日記ブログ」を作るのも手間だし、とりあえず手帳に手書きで記録するしかない。

 

感覚を言語化できない...

世の中に「乗馬ブログ」というのはそこそこあって、知人にも長く続けている人がいる。

かなり精緻にレッスンについて書き記している人がいてすごいと思ってしまう。

自分の場合、他のスポーツでも技術面について

「感覚として起きていることをうまく言語化できない」からだ。

もちろん指導者は言葉で説明していて、自分もその言葉を考えて試行錯誤している。

でも「良し悪しのつかみや体で覚えた感覚」は「感覚的なもの」としか言いようがなく、それを言葉にするは一種の「比喩」のような気がするからだ。

でも「乗馬ブログ」を続けている人は、自分の中では再現性のある言葉で綴っているのだろうからすごいと思う。

 

乗馬を続けるペース

「乗馬を趣味にしていると他のことが全然できなくなるよね」

という人が多い。

自宅や近所で乗馬ができる人はあまりいないので(郊外や辺鄙な場所が多い)乗馬施設に通うための移動時間もかかる。

馬に乗っている1鞍(30~45分が多い)だけではなく前後に馬装や手入れもあるから、2~3時間はかかる。

どんなに効率的にやっても、乗馬をする日は最低半日、最大1日はつぶれる。

だから他の趣味や活動は必然的におそろかになってしまう。

気付けば「馬のことしか考えていない」状態になりがちである。

コロナ禍が始まって「緊急事態宣言」が発令された時、多くの乗馬クラブは営業停止した。

でも結局、経営が成り立たないし馬も運動不足で大変なので、ほとんどのクラブは1~2か月後には再開した。

その期間に

「乗馬がなくなったら、無趣味人間になるかもしれない」

と思った。

ふと「乗馬がなくなった時の自分」を想像してみると

「退職した途端、何をすればいいか分からず空虚になった元仕事人間」

のイメージと重なった。

こういうのはちょっと嫌だと思ってしまう。

 

仕事・趣味・他の活動のバランス

「これはバランスが偏り過ぎている!」

そう考えて、他の趣味や活動をテコ入れすることにした。

それに、これからますます「老後ライフ」に向かっていく。

物事を長く続けるには「バランス」が必要だ。

ようやく「ライフワークバランス」という概念が広まり始めた。

しかし実際の世の中は何でも偏りがちで、バランスを取ることが許されないことが多い。

自分は「ひとつのことだけ」にまい進するのは怖い。

いろいろなチャンネルを持って「そこそこ」関わっていれば、ひとつのことで辛いことがあっても、腐ったり空虚になったりするのを防ぐことができる。

今後も乗馬を長く続けるために「そこそこ」取り組んでいきたいと思っている。