2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ポワロ俳優の「話芸」がさく裂Audible オーディオブック

ここ最近聴いた中で、外国語の操り方が巧みだがと思う3人+αを挙げた記事を書いた。 prerougolife.hatenablog.com これに加えて、私がネイティブ言語としての話し方に感銘を受けた3人がいる。 ピアニスト、ブルース・リウ氏の話すフランス語(ケベックアク…

カルメンの呪い

四半世紀くらい前、遠縁の仲良しが研修医として北海道の病院に赴任していた。 ある日遊びに行くことになり、私は妙なルートを選択した。 茨城の大洗という所からフェリーで苫小牧に行く方法だ。 当時は船が異様に好きだったのだ。 クルーズ船でもフェリーで…

語学は初級が一番難しい理由とフランス語の「指揮棒」

外国語の勉強や仕事をしていて、同業者や同じ立場の人に対して驚くことがよくある。 自分がそう思うということは、自分も同じように思われている可能性もある。 これが「外国語」の底知れない怖さだと思う時がある。 時々そんなぞっとする例が3つ、たまたま…

老後のライフプランをシミュレーション

Google や Yahoo! で「老後」「ライフプラン」というワードを検索するとほぼ、「お金」に関するウェブサイトしかヒットしない。 でも、以前の記事でも考えたのだが、やみくもに「お金」のことだけ考えていればOK というわけではないと思う。 prerougolife.ha…

花粉症の春眠、暁を覚えず

私は紛うことなき「宵っ張り」の「ロングスリーパー」だ。 昔は、人間に適した睡眠は「7時間」だとか「早寝早起き」が模範的だという風説が大手を切っていた。 しかし、最近の科学的研究成果によれば「適した睡眠時間は人それぞれ」であり、「朝型」か「夜…

"Honesty(オネスティ)" と "Candide(キャンディード)" をめぐる考察

"Honesty(オネスティ)" といえば、有名なビリー・ジョエルの楽曲名だ。 "Candide(キャンディード)" は、レナード・バーンスタイン作曲のミュージカル(もしくはオペラ)の作品名。 "Candide" というのはフランス語の人名で、英語つづりだと"Candid(キャ…

「笑い」と「花見」の中世美学

日頃生きていて「バーカ!」と思うことは滅多にないが、4月1日はそう思うことがある。 「バーカ」(fool= 嘘、バカ者)と思っても差し支えない日ではある。 私がそう感じる対象は「エイプリルフール」に対する「センスのない返し」だ。 「エイプリルフー…

ファビオ・ルイージのキアーラなイタリア語

2022年秋からNHK交響楽団の首席指揮者に就任したファビオ・ルイージ氏。 私は専らバロック音楽が好きなのでこのジャンルにはあまり詳しくない。 それでも(バブル時代だった)子どもの頃はちょうど業界から故ヘルベルト・フォン・カラヤンの影響力が…

英語ができると損をする日本社会

最近は AI 翻訳の機能が進化して、かなり正確な翻訳が可能になった。 でも、個人的に懐疑的な意見も持っている。 10数年前から数年前まで、その開発の一端、じゃなくて末端?に絡んでいたからだ。 現在の精度では、やっぱりまだ「人間のチェック」がないと…

本当に語学堪能な3人の有名人+α

私は長らく多言語(主に英仏伊)で仕事をしていたとはいえ、今ではかなり錆びついてきている上に、最近では母語の日本語でのビジネスのやり取りにもつまずく有様だ。 それでもいつかまた、外国語を駆使して生活する希望を捨てたわけではない。 コロナ禍と世…