リアルじゃなくネットの世界で、犯罪というほどではないけどかなり怖くて気持ち悪い体験をした人は結構いるんじゃないかと思う。
私ははてなブログ出戻り組だが、1年位前に始めたブログを3か月弱で潰してしまった。
それから心機一転してここに戻ってきた。
その時のことは自己紹介として記事にしたが、話としては一応終わったはずだった。
しかしそれが再燃したので以前の記事とほとんど同じ内容だが、改めて振り返ってみたいと思う。
私が一年前に始めたはてなブログが失敗した発端は、コメント欄だった。
荒らしレベルの長文を書き込む人がいたが、内容は好意的だったので放置した。
すると別の人もコメントが長くなった。
何となく嫌な予感がしてブログ連絡先のメールアドレスを消した。
それがほぼ毎回続くようになり「おねだり」や「質問」が増えてきた。
そこで個別のコメント返信はしないことにした。
彼女ら(本当は何人なのか不明だ)が書き込み続けたのは、テーマ(語学)の材料として最適だったので記事で取り上げていた、ある「推し」に対する「好意」だった。
語学的な視点からの見解を書いていただけなのに、「カッコいい」「セクシー」「ハンサム」といった性的ニュアンスを含んだ個人的感情をゴリ押しするので辟易した。
これは一種のセクハラなんじゃないだろうか。
「ネットストーカー」の定義は「執拗に好意を伝える行為を繰り返す」だが、彼女たちのは私へではなく推しへの「行為」なので、ちょっと違うかと思った。
少なくとも、その時は。
その後またコメントが長くなり何となく内容が「交換日記」みたいになってきた。
もちろん私は特定の誰かに宛てて記事を書いていないから不気味だった。
収益性は求めていなかったし初めは解析を入れていなかったが怖くなって調べてみた。
すると PV はすごいのだが UU は少なく、要するに特定のユーザーが毎日驚くほど長時間滞在し、驚くような PV を出していたのだ。
マナーについて記事で「お願い」してもまるで効果がない。
この頃から、推しだけじゃなく私への「好意」を書き始めた人がいた。
それを見た他の読者が少し怯えながら「大丈夫ですか?」と非公開でコメントを下さった。
大丈夫ではなかった。
他の読者もドン引きしていると思い、コメントは一切承認も表示もしないし、返事もしないとまたもや方針変更した。
しかしこれは大坂冬の陣の後、大坂城の外堀を埋めさせたようなものだった。
その日のうちに、見たこともないほど長いコメントが来た。
メールアドレスの記載がないからできなかったけど、ずっと個人的にメッセージが送りたかったそうだ。
「何故これほどハマってしまったのか自分でも分からない」と混乱した感情が綴られていた。
はっきりと私の「ファン」だと書いてあったから、そろそろネットストーカーの定義に当てはまるんじゃないのか?と思った。
もうひとりのコメントもそれに負けず劣らず長くなっていたが、こちらは私にではなく相変わらず推しへの思いと、何故だか政治信条を述べていた。
しばらく我慢したがついにコメント欄を閉じた。
大坂城の内堀も埋まったようなものだった。
その後、ブログがおかしなことになる前にメールでやりとりをしたことがあった方から、記事がSNSで剽窃されていると知らせがあった。
私はあなた方の推しのファンではないし、ここはファンサイトじゃなくて私のブログ!
他者との距離感や礼儀、インターネット上のマナーは大切ではないのか?
訴えても伝わらない無念を抱えて、大坂夏の陣、ついに落城(非公開)となった。
当時を振り返って一番孤独だったのは、はてなブログなのに既存のはてなブロガーさんの読者登録はゼロ、スターをもらったこともなかった。
だから今ははてなのブロガーさんたちとつながれてうれしい。
さてそれから何ヶ月か経ったある日、友人から「ブログのタイトルとユーザー名、まだ Yahoo! 検索のサジェストに出てくるよ?」と言われた。
その時はちょっと「怖」と思っただけだった。
ちなみに私の旧ブログのようにランディングページが存在しない場合、Google だとサジェストや関連検索ワードとして表示されることはない。
でも Yahoo! だとそのワードを検索している人がいる限り、LP があってもなくても表示される仕組みになっている。
それから1年近く経ったある日、この件が突然再燃してちょっとゾッとする展開になった。
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